Profit Constitutional Change Program

利益体質変革プログラム

コンセプト

企業が将来の計画を立てるにあたっては、資本市場からの要求や経営者・管理者の意志により、まず、必要な利益額や利益率を決定しなければなりません。市場の成長性を見据えた上で、競争力ある自社の事業、製品・サービスは何かを把握する必要があります。競合のみならず、他業界の企業に比べて魅力ある利益計画を投資家に示せなければ、市場からの資金調達が困難になります。

本プログラムでは、自社の収益構造を認識し、ビジョンや戦略をもとに事業単位、もしくは商品カテゴリーでの選択と集中を行ない、中長期にわたって利益を創出できる企業体質を作り上げることを目的としています。

視点1 自社の事業ドメインを明らかにする
  • 自社を取り巻く外部環境と内部環境を分析し、成長シナリオの与件とリスクを認識する
  • 業界の変化を踏まえて、将来にわたって維持できるコア・コンピタンスを明らかにする
  • 中長期の自社の事業ドメインを設定する
視点2 事業ポートフォリオ分析から現在の収益性を確認し、目標を立てる
  • 現在の事業や商品・サービスの収益性と成長性を競合との比較から把握する
  • 利益管理の責任単位を明らかにする
  • 事業、商品・サービスの目標を競合の戦略を踏まえて設定する
視点3 収益モデル構造を設計する
  • サプライヤー、顧客、競合の動向を踏まえ、自社の収益源を定義する
  • 収益獲得のモデル構造を設計し、現状とのギャップを明らかにする
  • 顧客へ価値提供しているレべニュー・ドライバーを業務分析より抽出する
視点4 利益シミュレーションによりシナリオを描く
  • 設計した収益モデル構造において、売上高、利益額と利益率などの事業目標を設定する
  • 事業部における予測売上、見積り費用を算出し、利益シミュレーションを行ない、事業目標を確定する
  • 製品・サービス別、顧客別の利益計画へ落とし込む
  • 業務フローレベルを含めて、利益を向上させるためのビジネスプロセスを設計する
視点5 利益体質変革のためのアクションプランを立てる
  • 製品・サービス別の収益向上計画を製品開発・製造・販売の各プロセス視点から検討する
  • 利益向上のビジネスモデル構築のための取り組み項目を示す
  • プロジェクトチームを作り、トップからのコミットを引き出して施策を実行する
コンサルティングの実績
住宅建材メーカー 企業パートナーの参画基準の設定と事業内容の分析
金融機関 個社別収益管理向けの原価情報を提供するため、ABC(活動基準原価計算)による原価計算システムを構築
食品メーカー グループ収益力向上のための中期経営計画策定
食品メーカー 新商品開発に伴う既存商品ポートフォリオの見直しと商品開発プロセス再構築
住宅建材メーカー 中期経営計画策定と実行フォローのための仕組みづくり
通信教育 顧客獲得・維持の収益管理モデルの構築
ユーティリティ 連結経営における関連会社戦略とアクションプランの策定