IoT、AIはうるさくなってはいけない

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IoT、AIはうるさくなってはいけない

 弊社が共同発起したヘルスケアIoTコンソーシアム(Healthcare IoT Consortium、通称HIT)も設立から1年半を過ぎ、会員数が100を超えました。3月2日に会員が集まる会合があり、様々なサービスを実現するためのHIT共通プラットフォームの内部発表もありました。
 HITコンソーシアムを進める上で気をつけているのは、「うるさくなってはいけない」ということです。パソコン、スマートフォン等を介したSNSでの頻繁なコミュニケーション、最近では居住空間でのAIスピーカーや、寝ている間の睡眠計利用など、私たちの周りは売り手側だけの都合で「情報という過剰な騒音」に囲まれてしまっています。その結果、様々な心身の病気も発生しており、状況は深刻化しています。

 IoTやAIなんぞには頼らないで、自然の中で自分に正直に生きていった方が、問題はむしろ減るのではないか。そういった考え方が必要な気がします。

「心身の状況を測定した結果を客観的に見て自分をコントロールする」

 確かに、病気の時や近い将来に深刻な病気が予想される場合は客観的なデータが重要ですが、人は日頃、「感性」「感情」「主観」といったもので行動しています。その測定されたデータが、人の「感性」「感情」「主観」を乱すノイズになってはいけないのです。ヘルスケアIoTも、ビジネスの拡大、自社技術の活用、それを使った高機能化などに囚われすぎると、ノイズを増幅するものをつくってしまい、むしろ心身の健康を害するものになりかねません。

 今回は、私自身が推進しているヘルスケアIoTを例に取りましたが、これはIoTに限ったことではありません。

「うるさくなって、人が生きる邪魔になっていないか?」

 これは、他の技術や企業経営、全てに対して言えることではないでしょうか。

 「利便性が高まり、物理的な意味では経済的に豊かになっていても、心身の持って行き場に困っている」

 これはIoT、AIといったものが発展する現代の中で、最大の問題だと思います。だから、常に自分も含めた人の本質を知ることが重要です。

 解決のヒントはどこかにないでしょうか?私は、昔の人の生活にあると思います。工業化される前の江戸時代、さらにはもっと稲作文化前の縄文時代あたりまで戻ってもいいかもしれません。昔の時代の生活には、人と自然、人と人、人と道具がうまく共存する知恵がたくさんあるはずです。そういったことを研究している方々の知恵や見識も借りて、考えるべきだと思います。

 

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