【マネジメント基礎講座】ビジネスリーダー必須のマジジメントスキル


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競争優位の源泉とは?

第3回 2006年11月15日 UP
ニューチャーネットワークス・文

( Q ) 競争優位の源泉とは?

企業の悩み:

かつては独自の技術を有し、顧客にも強く支持されていた事業(製品群) の中には、ここ数年の間、トップ企業や海外メーカーに押され、業績が低迷しているものもいくつかあります。経営トップの方針として「選択と集中」が打ち出されていることから、競争優位を保てない事業は売却や撤退もやむをえないとは覚悟しているのですが……。それでは、今後どのような「軸」で事業を再編し、立て直すべきなのでしょうか?
 

「戦略の軸」について考えてみよう

 前回登場した総合電機メーカーA社の経営企画部課長W氏の話です。

 「当社の電池事業は今まで独自の強みを持っていましたが、高機能乾電池の分野では新製品リリースなどの面で、日本の老舗企業のM社と比べて遅れが目立つようになりました。また、汎用製品では、アジアの新興企業で今や業界トップになったS社のコスト競争力に負けっぱなしで、中国市場では市場シェアを奪われ続けています。電池事業の利益率の低下とあいまって、立て直すべきか、それとも撤退すべきか検討を重ねていますが、なかなか落としどころが見えてきません」。

 A社、M社、S社は、同じ乾電池業界にいます。同一業界内で大きな利益を獲得するアプローチは、「どういった市場でどのように自社の強みを発揮(競争優位)するか」、つまり競争の軸をどこに置くかによって異なります。ターゲットと考える「顧客の幅」(戦略ターゲット)と、コストや差別化という「競争優位の源泉」を組み合わせることによって、とるべき戦略は決まってくるのです。
 
 
図:競争優位の源泉
 

キーワードその1:低コスト(コスト・リーダーシップ)戦略

 低コスト戦略は、圧倒的なコストの安さを背景に、競合他社との価格競争があっても確実に利益を確保できる場合にとる戦略です。市場で大きなシェアを持つリーダー的な企業にとって、持続的なコスト優位(第2回参照)をどう生かしきるかが勝負の分かれ目となります。
 

 
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