| 2006年12月27日 UP ニューチャーネットワークス・文 |
企業の悩み:
最近、新しいニーズの開拓など事業展開において競合企業に遅れをとることが多いようです。新たな市場を創造し、顧客から喜んでもらえる事業や商品をうまく立ち上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
「デパート、総合スーパー(GMS ) 、カジュアル衣料の製造小売り(SPA ) チェーンなど競合は多いのですが、まったく新しい切り口の別業態で参入すれば、事業機会はまだあるはずです。デパートは立地やブランド力で圧倒的な強みを持っていますが、委託販売を活用して在庫リスクをメーカーに押し付けていると考えれば、デパートは今や流通業というより“場所貸し業”ではないでしょうか」
事業機会を発見するには、社内の技術やアイデアなど経営資源の組み合せを評価するだけでなく、事業を取り巻く競合他社や市場といった外部の環境分析も欠かせません。内部分析と外部分析、そしてSWOT分析によって、実際の事業展開における留意点などを洗い出し、事業成功の可能性を把握することができるのです。
キーワードその 1 :3 C 分析(外部分析と内部分析)
まず、マクロの環境と事業との関係についておさえましょう。将来的な人口構成の変化、景気や経済成長率、為替動向、規制の動向、技術革新、一般的なライフスタイルの変化など、事業を取り巻くマクロの環境を見直し、事業の前提条件を確認します。
続いて、マクロの環境と事業の関係、つまりマクロの環境が市場や顧客層、市場のトレンドにどのように影響し、それにはどういった対策が必要か考えます。これが市場・顧客( Customer )分析です。次に、競合他社の動向( Competitor )について分析します。競合分析では、業界構造の 5 つの力のフレームワークなどを活用し、業界全体を俯瞰して、寡占度合い、参入や退出の困難さ、各社の強みや弱みなどを洗い出し、競合他社の状況を把握します。さらに、自社内部の状況( Company )として、自社の内部状況について、技術力、販売力、財務基盤など内部の経営資源を洗い出します。
市場・顧客( Customer )、競合他社の動向( Competitor )、自社内部の状況( Company )、この 3 つの分析をまとめて3 C 分析と呼びます。 3 つのうち市場と競合の分析が外部分析で、自社分析が内部分析です。3 C 分析によって、新たな事業進出に伴う課題や、持つべき指針が明らかになり、事業進出の可能性を俯瞰することができるのです。

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